PTA講演会のテーマを決めるとき、前年の内容をそのまま続けるか、話題になっているテーマを選ぶかで迷うことがあります。
しかし、人気があるだけでは、今回の保護者や学校に必要なテーマとは限りません。PTA講演会では、保護者の関心、学校の方針、子どもへの還元を同時に考える必要があります。
保護者が今困っていることから始める
テーマ案を先に並べるのではなく、保護者が日常で感じている悩みを集めます。
子どもが話をしてくれない。やる気を引き出そうとすると言い合いになる。習い事や勉強にどこまで口を出せばよいか分からない。こうした具体的な悩みから、子育て、親子コミュニケーション、子どもの自主性というテーマが見えてきます。
アンケートを取る場合も、「聞きたい講演テーマ」だけでなく、「家庭で困っている場面」を聞くと、必要な内容を選びやすくなります。
学校が大切にしていることとつなげる
PTA講演会は保護者向けの行事ですが、学校教育と無関係ではありません。
学校がキャリア教育、対話、挑戦、自己肯定感などを大切にしているなら、家庭での関わり方へつながるテーマを選びます。学校と家庭で同じ言葉を共有できれば、講演会後の会話も続きます。
子どもへの還元を一文で説明する
校内でテーマを検討するときは、「この講演を保護者が聞くと、子どもにどのような良い変化が期待できるか」を一文にします。
効果を保証する必要はありません。「子どもの話を最後まで聞く視点を持ち帰る」「失敗した直後の声かけを見直す」など、具体的な行動で表現します。
PTA講演会で選びやすい四つのテーマ
子育てと親の関わり方
子どもの才能や好きを伸ばすために、大人が教えることと見守ることを分けます。期待が強くなりすぎる場面も具体的に扱います。
親子コミュニケーションと対話
話す技術だけでなく、正解を押し付けず、相手の言葉を待つ方法を考えます。思春期の子どもとの関係にもつながります。
スポーツ・習い事とやる気
結果だけを評価せず、本人が挑戦を続けられる環境や声かけを扱います。スポーツ以外の習い事にも置き換えられます。
挑戦とキャリア教育
夢を一つに決めることではなく、失敗や環境の変化を経ながら、自分の道を選び直す考え方を伝えます。
粕尾将一講演会の四つのテーマも参考にしてください。
講師の知名度より一次体験を見る
有名な講師は参加者の関心を集めやすい一方、予算や日程の調整が難しいことがあります。
PTA講演会では、テーマに関係する経験があり、保護者の日常へ話を落とし込める講師を選びます。華やかな成功だけでなく、子育てや指導の現場で迷った経験を語れるかも確認してください。
講演会講師を選ぶ7つの基準を使うと比較しやすくなります。
参加しやすい開催形式まで考える
テーマが良くても、平日昼間の会場参加だけでは参加できない保護者がいます。
開催時間、講演時間、子ども同伴、オンラインの可否を検討します。親子で参加できる実技付き講演会にすると、家庭で共通の体験を持ち帰れることもあります。
PTA講演会はいらないと言われない企画では、参加率の前に見直したい点を紹介しています。
PTA内でテーマ候補を絞る手順
悩みを匿名で集める
役員の経験だけで保護者全体の関心を決めず、短いアンケートで困っている場面を集めます。「聞きたい講演テーマ」だけを尋ねるより、朝の支度、習い事、スマートフォン、進路、親子の会話など、実際の場面を書いてもらう方が企画へ落とし込みやすくなります。
学校側の課題と重なる点を探す
保護者の関心と、学校が児童・生徒へ伝えたいことを別々に並べます。共通する点が、家庭と学校の双方に説明できるテーマです。たとえば、子どものやる気という悩みは、家庭の声かけだけでなく、学校で挑戦を支える関わりともつながります。
一つの講演で扱う範囲を絞る
子育て、進路、コミュニケーション、運動をすべて深く扱うことはできません。中心となる問いを一つ決め、他の要素は具体例として組み込みます。案内文でも「何でも学べる」と広げず、参加後にどのような会話や行動を持ち帰れるかを示してください。
テーマと予算を一緒に相談できます
粕尾将一講演会では、子育て、コミュニケーション、スポーツ・コーチング、キャリア教育を、参加者と学校の目的に合わせて組み合わせます。講演のみ、実技付き、親子なわとび教室の併設にも対応します。
