よく「なわとびは手首で回しましょう」と言われること、ありませんか?
特に小学校や幼稚園の現場では、なわとびを始めたばかりの子どもに向かって「腕全体で回すのはダメ、手首だけで回そうね」と声をかけるシーンをよく見かけます。
でも実は、この「手首で回す」が上達の妨げになることがあるんです。
「手首で回す」は本当に正しい?
なわとび歴が長い子や、上手なお兄さんお姉さんの跳び方を見ると、確かに手首が柔らかく動いているように見えます。
それを見て「手首だけで回しているんだ」と思い込む方も多いのですが、実はそこに大きな誤解が潜んでいます。
力を入れて手首だけ動かそうとすると…
「手首で回して」と言われた子どもは、どうしても手首だけに意識が集中してしまいがちです。
すると、
- 手首をギュッと固めてしまう
- 余計な力が入ってロープがうまく回らない
- 逆にスピードが遅くなったり、リズムが崩れる
といった現象が起きやすくなります。
なわとびを回す動きは、実はもっと全身的で、力を抜く(脱力する)ことがとても大切なんです。
なわとびの動きは「ボールを投げる」に近い?
意外かもしれませんが、なわとびを回すときの感覚は、野球でボールを投げる動きにとても似ています。
ピッチャーがボールを投げる瞬間、腕の力をギュッと入れているように見えて、実際はリラックスしたままスナップを効かせていますよね。
この「最後のひと押し」だけが手首ですが、決して手首だけで投げているわけではありません。
なわとびも同じで、
- 肩から腕全体をリラックスさせる
- 最後に自然と手首が柔らかく動く
- 余計な力を抜くことでロープがスムーズに回る
こうした脱力の連動が上達のカギになります。
「手首で回せ」は逆効果になることも
実際に現場で多いのが、「手首で回せ」と言われすぎて、
- 体全体がガチガチに固まる
- 手首に力が入りすぎて、逆に回らない
- 失敗が増えて自信をなくす
という悪循環です。
特に二重跳びや速いリズムの練習では、力を抜いて跳ぶことがとても大事です。
「手首で!」と意識させすぎると、本来の自然な動きができなくなってしまいます。
じゃあ、どう声をかければいい?
粕尾将一が現場で大事にしているのは、
「手首で回して」ではなく、
「力を抜いて、なわをやわらかく回そう」
と伝えることです。
肩や腕、手首に余計な力が入っていないかを、一緒に確認してあげると子どもも楽に跳べるようになります。
上達を妨げない練習のコツ
なわとびの上達には、
- ロープの長さをきちんと合わせる
- 具体的な回数目標を決めて練習する(例:30秒で何回跳べるか)
- できた回数や記録を見える形で残す
こうした積み重ねがとても効果的です。
「手首で回す」にこだわるよりも、
- ロープをやわらかく回す
- リズムよく跳ぶ
- できた回数を一緒に喜ぶ
このほうが子どもはどんどん上達します。
よくある質問と答え
#### Q. 二重跳びがなかなかできません。コツは?
A. まずは前跳びを安定して跳べるようにし、その上でジャンプの高さやタイミングを意識してみましょう。力を抜いてリズムをつかむことが大切です。
まとめ:「手首で回す」にとらわれない指導を
なわとびは、子どもが自分のペースで成長できる運動です。
「手首で回す」というアドバイスは一見正しそうですが、実は逆効果になることも少なくありません。
それよりも、
- 力を抜いて自然に回す
- できた回数や成長を一緒に喜ぶ
- 段階的な目標を持って練習する
こうした声かけや環境づくりが、子どもの「もっとやりたい!」につながります。
名古屋なわとび教室では、こうした一人ひとりの成長を大切にした指導を行っています。
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