こんにちは。

なわとびカレッジの粕尾将一です。


自分のところへ体験に来る子どもの保護者から、よくこんな言葉を聞きます。

「うちの子、なわとびが大好きなんです。」

「でも、近くに専門の教室がなくて。」

「YouTubeを見たり、自分でなんとか練習したりしているんですが、最近、壁にぶつかってしまって…」

そのたびに思うんです。

「このまま諦めてしまうのは、本当にもったいない」と。

ここで少し、意外な話をさせてください。

自分が指導してきた中で、世界大会やアジア大会の舞台まで進んだ子どもたちの中には、オンラインでの自宅練習を続けてそこまで達した子がいます。

なぜ、そういう子たちが世界の舞台まで行けたのか。

その理由は「環境がなかったから諦めた」のではなく、「環境がなかった分、自分で考えて練習する習慣が身についた」からだと思っています。

今回は、近くに専門の教室がなくても、自宅練習だけで着実に上達していける子が自然とやっている3つのコツをお伝えします。


近くに教室がなくても、上手くなれる子の共通点

「環境がないから、無理」と考える子と、「環境がなくても、工夫できる」と考える子では、半年後、1年後に大きな差が出ます。

上手くなれる子に共通しているのは、「次に何をやるか、いつも明確にしていること」です。

ただ練習場所に行って「なんとなく跳ぶ」のではなく、「今日はこの技を〇回連続で成功させる」という具体的な目標を持って練習しています。

これは、専門の教室に通っているかどうかではなく、「練習の質」の問題です。

近くに教室がなくても、練習の質さえ高められれば、上達はできます。


独学の練習が頭打ちになる、本当の理由

自宅練習が行き詰まる理由として、よく「教えてもらえる人がいないから」と言われます。

でも、本当の原因は少し違います。

独学が行き詰まる最大の理由は、「今の自分に何が足りないかを把握できていないこと」です。

たとえば、二重跳びが続かない場合。

「なんとなく引っかかる」と感じているだけでは、何を直せばいいかが分かりません。

「ジャンプの高さが足りない」「着地のタイミングがズレている」「ロープのスピードが遅い」など、原因はいくつか考えられます。

でも、自分で跳んでいると、自分の体の動きを客観的に見ることができないんです。

だから、「なんとなく練習する ➔ なんとなく引っかかる ➔ また練習する」というループから抜け出せなくなります。


よくある「もったいない」練習のパターン

自宅で練習している子に多い、もったいないパターンがあります。

できる技ばかり練習してしまう

成功する技を繰り返すのは気持ちがいいですよね。

でも、それでは今の技のレベルを上回ることはできません。

「ちょっと難しいけどできそう」という技に挑戦し続けることで、上達していけます。

練習時間が長ければいいと思っている

1時間ダラダラ跳ぶより、15分集中して課題に取り組む方がずっと効果的です。

集中が切れたまま練習を続けると、ケガのリスクも上がります。

自分の動きを確認せずに練習している

自分の跳び方がどう見えているかを確認しないまま、同じ動きを繰り返してしまっています。

これが一番もったいないパターンです。


上達する子が自然とやっている3つのこと

ここからが本題です。

近くに専門の教室がなくても、着実に上達していける子が自然とやっていることは、この3つです。

① 練習前に、今日の目標を一つ決める

「今日は、あや跳びを3回連続で成功させる」のように、具体的な目標を一つだけ設定します。

「なんとなく練習する」から卒業して、「この技を、今日クリアする」という明確な目的を持って跳び始めます。

② 自分の動きを動画で確認する

練習している姿をスマートフォンで撮影して、後から見直す習慣をつけます。

自分では「ちゃんとできている」と思っていても、映像を見ると「あ、こんなところが違った」と気づくことがたくさんあります。

自分が普段指導の中でも活用しているアドバイスですが、横からと後ろからの2方向で撮影すると、ジャンプの高さや体の左右のバランスを確認しやすくなります。

この「自分の動きを客観的に確認する」ステップが、独学でも上達できるかどうかの大きな分かれ目です。

③ 技のステップを小さく分解して練習する

「三重跳びができない」とすぐに壁を感じてしまうのは、目標が大きすぎるからです。

「まず2回連続で確実に成功させる ➔ 次は5回 ➔ 次は10回」のように、目標を小さく分解して一つずつクリアしていきます。

小さな成功を積み重ねることで、モチベーションも続きます。


近くになわとび教室がない子でも、今日から試せる練習の始め方

今日の練習から、試してみてほしいことを一つだけお伝えします。

練習の最初の5分間で、「今日の目標技」と「失敗したらどこを直すか」を一緒に話し合ってみてください。

「今日は、交差跳びを10回連続で成功させよう」

「もし引っかかったら、肘の位置を意識してみよう」

これだけで、練習の質がぐっと変わります。

目標があると、子どもは集中して取り組みます。

「どこを直すか」を先に決めておくと、引っかかったときに焦らず対処できます。


地方でも小学生のなわとびを伸ばせた家庭に共通する、保護者の関わり方

自分が指導してきた中で、強く感じることがあります。

「環境がない」という制約が、むしろ子どもの考える力を育てることがあるということです。

教室に通えれば、コーチが次の目標を決めてくれます。

でも、自宅で自分で練習するということは、「何をやるか」「どう直すか」を自分で考える力が自然と育まれます。

この力は、なわとびが上手くなるためだけでなく、大きくなってからも必ず役に立ちます。

「環境がないから無理」ではなく、「環境がないからこそ、育てられるものがある」と思っています。


もし、自宅練習の質をもっと高めたい、専門的な視点でアドバイスをもらいたいと感じたら、なわとびカレッジの7日間無料体験を試してみてください。

Zoomレッスンに参加しながら、LINEで練習動画を送るだけで、今の動きのどこを改善すればいいかを具体的にお伝えします。

近くに専門の教室がなくても、全国の仲間と一緒に、次の目標へ進んでいけます。

なわとびカレッジ 7日間無料体験について詳しく見る


今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう!

粕尾将一