なわとび練習で子どもが「イライラ」「挫折」しそうなとき、親が掛けるべき魔法の言葉
こんにちは。
なわとびカレッジの粕尾将一です。
「練習中に何度も失敗すると、子どもがイライラして投げ出しそうになって。」
「どうしてあげればいいか分からなくて、こちらも困ってしまって。」
このご相談、本当によくいただきます。
なわとびに限らず、スポーツの練習で「できない時間」に子どもがどう向き合うかは、その後の成長を大きく左右します。
イライラしている子どもに、まず「しないこと」
子どもが練習中にイライラしているとき、保護者がやりがちな反応があります。
「落ち着いて」「もう一回やってみて」という励まし。
「なんでできないの」という問いかけ。
「頑張れば絶対できる」という根拠のない励まし。
これらはどれも、善意からのコメントです。
でも、イライラしている最中の子どもには届きにくいです。
「できない自分」を直視させられる言葉は、イライラを増幅させることが多いです。
イライラしているときの子どもの状態を理解する
できない、また失敗した、という体験が続くと、子どもは「自分はできない」というメッセージを繰り返し受け取ることになります。
これは子どもの脳にとって、かなり消耗する体験です。
その状態で「もう1回」と言われると、「また失敗する」という予感と戦いながら跳ばなければならない。
これは大人でも辛い状況です。
イライラは「やる気がない証拠」ではなく、「本気でやっているけど結果が出なくて消耗している」サインです。
魔法の言葉は「そうか、難しいか」
イライラが爆発しそうなとき、自分が使っているのはシンプルな言葉です。
「そうか、難しいか。」
それだけです。
評価もしない、励ましもしない、解決策も出さない。
ただ「難しいと感じていることを受け取った」というシグナルを送ります。
子どもはこの一言で、「自分の状態を分かってもらえた」という安心感を得ます。
その安心感が、また前向きに向き合えるエネルギーを回復させます。
「一緒に休憩する」という選択肢を持つ
イライラがひどいときは、「一旦練習を止める」という選択肢もあります。
「今日はここまでにしよう」と言えること、これも一つの判断です。
無理に続けさせて嫌いになるより、「今日は難しかったね、また明日」と言える方が、長期的には続きます。
「休憩」は「諦め」ではありません。
「また戻ってこられる状態を保つための一時停止」です。
なわとびの挫折感から子どもを守る、保護者の言葉のかけ方
言葉のかけ方には、「評価の言葉」と「存在の言葉」の2種類があります。
「すごい、上手い、できた、できない」は評価の言葉です。
「一生懸命だね、頑張ってるね、難しいか、きつそうだな」は存在の言葉です。
挫折しそうなとき、子どもに届くのは「存在の言葉」です。
なわとびの練習だけでなく、子育て全体で意識してみると、子どもの自己肯定感が変わっていきます。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう!
粕尾将一