こんにちは。

なわとびカレッジの粕尾将一です。


「この子は限界まで伸びた」

これは、指導者として絶対に言ってはいけない言葉だと思っています。

子どもには「可能性の天井が見えた」という経験がないはずです。

天井があると思っているのは、大人の側だけです。


「自分には無理」という言葉はどこから来るか

「どうせできない」「自分には向いていない」という言葉を子どもが言い始めるとき、その言葉の出所は大抵、周囲の誰かの反応です。

「この技は難しいから、今は無理だよ」

「あの子と比べると、まだだいぶ差があるね」

これらの言葉が積み重なると、「自分の限界はここだ」という思い込みが形成されます。

一方で、「次の目標へ挑戦し続ける子」の周囲には、必ず「まだ先がある」と示し続ける存在がいます。


伴走者が意識していること

自分が指導をするとき、意識していることが一つあります。

「今の目標を達成したとき、必ず次の目標を一緒に見る」ということです。

「三重跳びができた!」という瞬間に、「次は四重跳びへの道があるよ」という視点を示します。

子どもは「ゴール」に辿り着いたとき、「次のゴール」が見えることで前に進もうとします。

「最終ゴール」を設定しないことが、「挑戦し続ける子」を育てる伴走の基本です。


「小さな成功体験の積み重ね」が次の挑戦を生む

「自分の限界を超えた」という経験は、次の挑戦への燃料になります。

「あの技ができた自分なら、これもできるかもしれない」という感覚です。

この感覚を積み重ねるために、目標は「ちょっと難しいけど届きそう」なレベルに設定することが重要です。

「今の自分には絶対に届かない目標」は、挑戦意欲を生みません。

「頑張れば届くかもしれない目標」が、子どもを動かします。


長期的な視点で子どもの成長を見守る

なわとびで大会に出始めた子どもが、世界大会を目指すまでに何年かかるかは、子どもによって全く違います。

1年でそこまで行く子もいれば、5年かかる子もいます。

大切なのは「いつまでに達成するか」ではなく、「挑戦し続けられる環境が維持されているか」です。

挑戦し続けられる環境が維持されているなら、子どもはどこまでも伸びていきます。

その環境を守り続けることが、保護者と指導者の共同作業です。


子どもが「自分の限界を決めない」大人になるために、今できる伴走の仕方

伴走者として保護者にできることは、「可能性の天井を親が作らないこと」です。

「この子はここまでだろう」という思い込みを持たずに、子どもの挑戦を受け取ってあげてください。

「次はどこへ行きたい?」という問いを、子ども自身に投げ続けてあげてください。

「まだ先がある」と感じている子どもは、自分で限界を設定しません。

なわとびで培ったこの思考は、大人になってからも子どもの中に残り続けます。

それが、なわとびを本気でやることの、最大の価値だと自分は思っています。


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今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう!

粕尾将一