なわとびの技ができたときに、子どもの「自己肯定感」を最大化する褒め方
こんにちは。
なわとびカレッジの粕尾将一です。
「やったー!できた!」
子どもがずっと挑戦していた技が、ついてできた瞬間。
保護者としてその場にいられたとき、何と言ってあげますか?
「すごい!天才じゃん!」
「やればできるじゃない!」
どちらも善意からの言葉です。
でも、「どう褒めるか」によって、その後の子どもの自己肯定感への影響が変わります。
「結果」を褒めると、次の失敗が怖くなる
「すごい、上手い、天才」という言葉は、「結果の評価」です。
結果を評価して褒めてもらった子どもは、「また褒めてもらうためにうまくやらないといけない」というプレッシャーを感じやすくなります。
次に挑戦するとき、「また失敗したら、あの言葉が貰えなくなる」という恐れが生まれます。
その恐れが、難しい技への挑戦を躊躇させることがあります。
「プロセス」を褒めると、失敗しても挑戦し続けられる
心理学の研究では、「能力や結果を褒める」より「努力や過程を褒める」方が、子どもが困難に直面したときに粘り強く取り組むことが分かっています。
なわとびで言えば、こういう違いです。
「すごい、できたじゃない(結果の評価)」
「何日も諦めずに練習してたもんね(プロセスへの反応)」
どちらも褒めていますが、子どもの受け取り方が変わります。
後者は、「頑張ったプロセス」が認められています。
だから、次に失敗しても「また頑張ればいい」という感覚が続きます。
技ができたときの「最高の一言」
「自己肯定感を最大化する」という難しい言葉を使いましたが、実際に伝えることはシンプルです。
「ずっと諦めずに続けてたね。」
「引っかかるたびに、また跳んでたの、見てたよ。」
「難しそうなのに、何度も挑戦してたね。」
これらの言葉が有効な理由は、「子どものプロセスを見ていた」ということが伝わるからです。
「見ていてくれていた」という事実が、子どもの安心感と自己肯定感を育てます。
「できなかったとき」の言葉も大切
技ができたときだけでなく、できなかったときの言葉も同じくらい重要です。
「なんでできないの」は禁句だということは分かっている。
でも、どう言えばいいか分からない。
この場合の一言は、「そうか、また挑戦するんだね」でいいです。
できなかったことへの評価をせず、「また挑戦しようとしていること」を受け取る言葉です。
これだけで、子どもは「失敗しても、また頑張ろう」という気持ちを維持できます。
子どもの自己肯定感を育てるために、なわとびの練習場面でできること
なわとびの練習は、「できた・できない」が明確に見える場面の連続です。
だからこそ、保護者の関わり方が子どもの自己肯定感に直接影響します。
「できたこと」の評価ではなく、「取り組んでいること」への反応を増やしてみてください。
技が一つできるたびに「天才」と言われて育つ子より、「諦めずに頑張ったね」と言われて育つ子の方が、長期的に困難に向き合える子に育つと思っています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう!
粕尾将一